耐熱塗料は変性シリコーン樹脂、純シリコーン樹脂を主成分に着色顔料、補強剤を巧みに配合した塗料です。その耐熱性塗膜を有効に、本来の性能を発揮させるためには、塗料タイプの選定、各塗料の性質に応じた注意事項を守るのに加え、次の点について注意が必要です。

1.素  材 塗装仕様を決定する上で一番大切なのが素材です。 このカタログ中で素材について説明のない箇所で鋼板と書いてある箇所は一般的なSS材を表しています。 昨今塗装される素材について各種の機能性が要求され秦材の材質が著しく多様化しています。しかし、耐熱塗装に適合している素材は限られており、素材により密着不良等の問題も生じます。そこで鋼板以外の素材に関しては、使用可能か素材材質名とその表面状態について、当社にご連絡頂ければ幸いです。この選択が塗装に大きく影響します。
2.素地調整 熱のかからない被塗物に比べ耐熱性の必要な素材では熱による伸縮、酸化が起きて塗装皮膜として過酷な条件となります。その為素材表面の素地調整方法が非常に重要です。各種塗装仕様に準じ素地調整グレードを厳守して処理してください。

素地調整のグレード、規格については「素地調整規格一覧表」をご参照ください。
3.初期加熱 最初の加熱は徐々に行なってください。塗布膜厚が仕様以上に厚くなっていて、急激な加熱が加わると、塗膜中の残留溶剤と塗膜硬化時の揮発成分が一気にガス化して塗膜にフクレを生じさせハクリに繋がる事があります。出きる限り急激な加熱は避けてください。