スタンダードタイプより加熱硬化前の耐食性能を向上したタイプです。新設プラント等の塗装後加熱されるまでの期間が長いケースに最適です。

特長

  • 100℃~600℃の温度使用に耐えられます。(シリコーン樹脂系耐熱塗料)
  • 加熱前の常温、耐食性がすぐれています。
  • 一液型で、刷毛、スプレー塗りいずれも作業性が良好です。

用途

塗装後稼動まで時間のかかる各種プラント、輸出用設備類

荷姿

15㎏,4㎏(専用シンナーは16L,4L)

商品内容
商品名(耐熱温度) 色調 乾燥
膜厚
希釈率
(重量%)
標準使用量
(/㎡)
塗装間隔
(20℃)
㎛/回 刷毛・
ローラー
吹付 刷毛・
ローラー
吹付 最短
時間
最長
時間
SL-100
(100℃以下)
SL-200
(200℃以下)
SL-300
(300℃以下)
プライマー グレー
赤錆
20㎛ 5~10 5~20 0.15㎏ 0.20㎏ 4時間
以上
30日
以内
上塗 シルバー 10㎛ 0~3 0~3 0.11㎏ 0.16㎏
指定各色 20㎛ 5~10 5~20 0.15㎏ 0.20㎏
SL-400
(400℃以下)
SL-600
(600℃以下)
プライマー グレー
赤錆
20㎛ 5~10 5~20 0.15㎏ 0.20㎏ 4時間
以上
30日
以内
上塗 シルバー 10㎛ 0~3 0~3 0.11㎏ 0.16㎏
指定各色 20㎛ 5~10 5~20 0.15㎏ 0.20㎏
  • 希釈にはSLシンナーを使用してください。
  • 乾燥膜厚は性能下限膜厚です。
  • 受注生産品の対応となります。
  • 基本的に外面用塗料であり、内面に使用した場合には十分な性能を維持できない可能性があります。
基本塗装仕様(100~300℃までの施工例)
工程 使用塗料 塗装回数 塗装方法 乾燥膜厚
(シルバー/指定色)
素地調整 ISO規格Sa2.5以上ブラスト処理
下塗1回目 ヒートップSL-300プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
下塗2回目 ヒートップSL-300プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
上塗1回目 ヒートップSL-300上塗( シルバー/指定色) 1回 刷毛・ローラー又は吹付 (10㎛/20㎛)
上塗2回目 ヒートップSL-300上塗( シルバー/指定色) 1回 刷毛・ローラー又は吹付 (10㎛/20㎛)
基本塗装仕様(400~600℃までの施工例)
工程 使用塗料 塗装回数 塗装方法 乾燥膜厚
(シルバー/指定色)
素地調整 ISO規格Sa2.5以上ブラスト処理
下塗1回目 ヒートップSL-600プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
下塗2回目 ヒートップSL-600プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
上塗1回目 ヒートップSL-600上塗( シルバー/指定色) 1回 刷毛・ローラー又は吹付 (10㎛/20㎛)
上塗2回目 ヒートップSL-600上塗( シルバー/指定色) 1回 刷毛・ローラー又は吹付 (10㎛/20㎛)
  • 上塗を刷毛塗りすると、プライマーがにじむ場合がありますので塗装時にはご注意ください。
長期曝露タイプ塗装での注意事項
  1. 素地調整について:素材表面の油分はシンナーで拭き取り、ISOSa2.5以上のブラスト処理を行ってください。
    ブラスト処理が不可能な場合はサンダー等の動力工具を使用して、黒皮、旧塗膜、錆等の異物を完全に除去し、ISOSt3.0(表参照)以上の処理を行ってください。素地調整後エアーブロー等により、入念に表面の埃等を除去し、直ちに下塗りを行ってください。
    (400℃・600℃タイプの場合は、ISOSa2.5以上のブラスト処理を行ってください。)
  2. SZ-1200はブラスト処理後(ISOSa2.5以上)エアレスにて塗装を行ってください。
  3. 気温5℃以下や湿度85%以上では塗装しないでください。
  4. 塗装間隔(インターバル)オーバーとなった場合はサンドペーパーで全面目粗し後に塗装してください。
  5. 塗料の使用量は、被塗物の形状や表面状態、塗装条件によって増減する事があります。
  6. 塗料は開缶後、容器の底の沈殿物を確認の上、均一になるまでよく攪拌混合してください。
  7. 保管は密閉して通風のよい危険物倉庫に火気厳禁で保管してください。